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キングヘイローの血統
King Halo's blood
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キングヘイロー 1995年生 Family No.8
*ダンシングブレーヴ
Dancing Brave
1983 鹿
Lyphard
1969 鹿
Northern Dancer
1961 鹿
Nearctic
1954 黒鹿
Nearco
Lady Angela
Natalma
1957 鹿
Native Dancer
Almahmoud
Goofed
1960 栗
Court Martial
1942
Fair Trial
Instantaneous
Barra
1950
Formor
La Favorite
Navajo Princess
1974 鹿
Drone
1966 芦
Sir Gaylord
1959 鹿
Turn-to
Somethingroyal
Cap and Bells
1958 芦
Tom Fool
Ghazni
Olmec
1966 栗
Pago Pago
1960
Matrice
Pompilia
Chocolate Beau
1958
Beau Max
Otra
*グッバイヘイロー
Goodbye Halo
1985 栗
Halo
1969 黒鹿
Hail to Reason
1958 黒鹿
Turn-to
1951 鹿
Royal Charger
Source Sucree
Nothirdchance
1948 鹿
Blue Swords
Galla Colors
Cosmah
1964 栗
Cosmic Bomb
1944 黒鹿
Pharamond
Banish Fear
Almahmoud
1947 栗
Mahmoud
Arbitrator
Pound Foolish
1979 鹿
Sir Ivor
1965 鹿
Sir Gaylord
1959 鹿
Turn-to
Somethingroyal
Attica
1953 栗
Mr.Trouble
Athenia
Squander
1974 鹿
Buckpasser
1963 鹿
Tom Fool
Busanda
Discipline
1962 鹿
Princequillo
Lady Be Good

5代目までに生じたクロス
Turn-to 12.50% 5*4.5
Sir Gaylord 12.50% 4*4
Almahmoud 9.38% 5*4
Tom Fool 6.25% 5*5

血統分析
ダンシングブレーヴ
ダンシングブレーヴ父ダンシングブレーヴは10戦8勝。80年代欧州最強馬とも称される馬で、主な勝ち鞍には英2000ギニー、Kジョージ6世&QエリザベスS、凱旋門賞、エクリプスSがある。(全てG1)
初めての敗戦となった英ダービーは、鞍上が距離に不安を感じたのか極端な後方待機策をとり、直線猛然と追い込むもシャーラスタニにわずかに届かず2着。もう少し前で競馬していれば、間違いなく勝っていたと信じている。この英ダービーで、最後の1ハロン10秒台前半というしさまじいタイムを叩き出した。クラシックディスタンスで最後の上がりを10秒台前半で締める馬は、10年経った今でも探すのは難しいだろう。そのくらい、凄い脚を披露したのだった。そして、長く語り継がれている凱旋門賞での末脚。キングヘイローの高松宮記念も豪快な末脚だったが、それ以上である。さすがは偉大な父親と言ったところ。2度目の敗戦はアメリカのブリーダーズカップターフ。初のアメリカ遠征が祟ったのか、マニラの4着に敗れている。その後、惜しまれながら引退して種牡馬入りするが、産駒が期待ほど走らなかった。しかも、追い討ちをかけるような出来事が。ダンシングブレーヴ自身がマリー病という奇病にかかってしまう。産駒も走らず、自身も体調を崩して種牡馬としての評価が落ちていく中、JRAが購入して日本で種牡馬入りする事になった。マリー病にかからなければ、日本に輸入される事など無かったであろう偉大な名馬であった。日本への輸入後、欧州で生まれた産駒(下のコマンダーインチーフ、ホワイトマズルなど)たちが大活躍することになる。

これまでの主な産駒は以下のとおりとなっている。
コマンダーインチーフ (1990 鹿毛) 英・愛ダービー
ホワイトマズル (1990 鹿毛) 伊ダービー、ドーヴィル大賞典
キョウエイマーチ (1994 鹿毛) 96年桜花賞
エリモシック (1993 青鹿毛) 97年エリザベス女王杯
テイエムオーシャン (1998 鹿毛) 00年阪神3歳牝馬S、01年桜花賞
ジョウテンブレーヴ (1997 鹿毛) 00年京阪杯、01年マイラーズC


また、母父としてもヨーロッパや日本(アタラクシア-00年ダービー3着-)で活躍馬を輩出している。
祖父Lyphard(リファール)はノーザンダンサーの直仔としては、Nijinsky(ニジンスキー)と並ぶ実績を残した種牡馬で、ダンシングブレーヴの他にもマニラなどの名馬を輩出。日本では桜花賞2着のツィンクルブライドやセイントリファールなどがいるくらいで、あまり活躍馬を出していない。Lyphard自身の戦績は12戦6勝で、ラ・フォレ賞、ジャック・ル・マロワ賞などを勝っている。
曽祖父Northern Dancer(ノーザンダンサー)はもう説明の必要もないくらい現代競馬に多大なる影響を及ぼしたスーパーサイアー。世界中、どんな環境でもその産駒たちは大活躍している。
ちなみに、父ダンシングブレーヴは英ダービー馬であるMahmood(マームード)の5×5のクロスを持っている。ただ5×5クロスは、クロスと呼ぶには影響がそれほどないとも言われている。
※ダンシングブレーヴについて詳しく知りたい方、産駒情報なども知りたい方は、STELLAさん(KHSC No.014)のサイト「Dancing Brave Bloods」をご覧下さい。

グッバイヘイロー
グッバイヘイロー 母グッバイヘイローはアメリカを代表する名牝で、90年に繁殖セールに上場され、日本の浅川吉男氏(ご存知キングヘイローのオーナー)が210万ドルで購入した。輸入される際に「SAYONARA Goodbye Halo」と皮肉られたように、アメリカのホースマンたちは非常に惜しがったというエピソードがある。ちなみに戦績は、デムワーゼルS、ハリウッド・スターレットS、CCAオークス、ケンタッキー・オークス、マザー・グースS、ラス・ヴァージネスS、ラ・カナダSのG17勝など。輸入後、91年から93年まで3年連続でナスルエルアラブを付けられ、その子供たち(キョウワグンバイ、キョウワハヤブサ、ウチュウニカガヤク)は残念ながらあまり活躍することが出来なかった。そして94年、ダンシングブレーヴを付けられた。1年後、この世に生を受けたのがキングヘイローであった。その後はトウカイテイオー、ロイヤルアカデミー、フォーティナイナーと交配され、2000年にはキングヘイローの活躍によってダンシングブレーヴと再度交配され期待を集めたが不受胎に終わってしまった。そして翌年にはその仔コマンダーインチーフと交配された。
グッバイヘイローはTurn-to(ターントゥ)の3×4、Pharamond(ファラモンド)の4×5、Mahmoodの4×5、母系だけにPrincequillo(プリンスキロ)の4×5というクロスを持っている。


キングヘイローの適性距離は?

このように、父も母も中長距離で活躍した馬だが、当のキングヘイローの適性距離は、引退した今となっても謎だ。というのも、現役時代に、適性距離の問題ではなく、気分次第で結果を残してきたイメージが強いからである。どう考えても、高松宮記念の1,200mというのはこの馬にとって短すぎると思われた。しかし、うまく外を回って気分良く走った結果、直線で大外を豪快に伸び、悲願のGI制覇を成し遂げた。その後の安田記念でも日本馬最先着となる3着に健闘。晩年短距離路線を歩んだことから、マイルがベストという人も多い。が、ラストラン・有馬記念では最後方を追走し、直線これまた大外を鋭く伸び、テイエムオペラオー・メイショウドトウら古馬一線級の馬たちを追い詰めた。どの距離でもイマイチという感も否めないが、距離不問と捉える事もできるのではないだろうか。

種牡馬キングヘイローの可能性

種牡馬として、60口のシンジケートが即日満口になるという順風満帆なスタートを切ったキングヘイロー。現役時代GIを勝ったこともさることながら、特にその血統から、馬産地では大評判だという。どんな産駒が生まれてくるのだろうか。こんな感じだろう、という予想を立ててみた。
 ・自身のデビューが2歳10月だったことを考えると、割と早めにデビューできそう。クラシック戦線には余裕を持って臨めそう。
 ・自身は2歳でデビューし、引退までトップクラスとして活躍。5歳でGIを制したように、早いうちから活躍でき、その能力は持続する。
 ・産駒の距離適性は繁殖牝馬次第で柔軟に変化する。
 ・気難しそう(笑) その気性はプラスと出るかマイナスと出るか…
最後の気が強いという面は、サンデーサイレンスが現役時代の気の荒さを産駒たちへは勝負根性として伝えているように、プラスになってくれることを願いたい。

追記

1999年08月02日、偉大なる父ダンシングブレーヴが急性心不全のため死亡してしまいました。17歳でした。キングヘイロー以外にも活躍馬を次々と輩出し、リーディング上位で奮闘しているさなかでの悲劇でした。が、2000年03月26日、キングヘイローが見事高松宮記念を制し、日本で生まれたダンシングブレーヴ牡駒としては初のG1制覇を成し遂げました!!その血統背景から、種牡馬としての期待は現役時代から高かったキングヘイロー。初年度の種付け申し込みが即満口になってしまったように、その評価は既にかなり高いようです。ダンシングブレーヴの後継種牡馬として、ぜひとも日本の、いや世界の競馬をにぎわす名馬を輩出してもらいたいものです!